このプロジェクトについて

Pedalboardは、Spotifyのオーディオインテリジェンスラボが開発したPythonライブラリで、オーディオの読み取り、書き込み、レンダリング、エフェクト適用を扱います。一般的なオーディオファイル形式とさまざまな内蔵エフェクトをサポートし、サードパーティのVST3およびAudio Unitインストゥルメントやエフェクトを読み込むことができます。 READMEに記載されている主な機能は以下の通りです。 - オーディオI/Oユーティリティ(pedalboard.io):追加の依存関係なしに、すべてのプラットフォームでAIFF、FLAC、MP3、OGG、WAVを読み書き可能。プラットフォームによってはAAC、AC3、WMAなどの追加形式もサポート。O(1)メモリ使用量でのオンザフライ再サンプリング。AudioStreamによるライブオーディオエフェクト。 - 内蔵エフェクト:ギター系エフェクト(Chorus、Distortion、Phaser、Clipping)、ラウドネスとダイナミクス(Compressor、Gain、Limiter)、イコライザーとフィルター(HighpassFilter、LadderFilter、LowpassFilter)、空間エフェクト(Convolution、Delay、Reverb)、ピッチエフェクト(PitchShift)、ロッシー圧縮(GSMFullRateCompressor、MP3Compressor)、品質低下(Resample、Bitcrush)。 - プラグインサポート:macOS、Windows、Linuxでpedalboard.load_pluginを介したVST3インストゥルメントとエフェクト。macOSでのAudio Units。 - パフォーマンスとスレッド処理:PythonのGILを解放し、複数のCPUコアを使用。READMEによると、単一変換でのシングルスレッド処理はpySoXより最大300倍高速で、SoxBindingsより2〜5倍高速。ファイル読み取りは多くの場合librosa.loadより最大4倍高速。 - TensorFlow互換性:tf.dataパイプラインで使用可能。 インストールはpip(pip install pedalboard)で行い、Linux(manylinuxおよびmusllinux、x86_64およびaarch64)、macOS(IntelおよびApple Silicon)、Windows(amd64)向けのプラットフォームホイールが用意されています。READMEでは、Python 3.10から3.15でテストされていると記載されています。 READMEの例では、Pedalboardを介したWAVファイルの読み書きのクイックスタート、ギター系エフェクトチェーンの構築、VST3またはAudio Unitプラグインの読み込みとMIDIからオーディオへのレンダリング、Mixプラグインを使用した並列エフェクトチェーンの作成、AudioStreamを使用したライブオーディオの処理、tf.dataパイプライン内でのPedalboardの使用が紹介されています。 PedalboardはGPLv3ライセンスで提供され、JUCE 6、VST3 SDK、Rubber Band、FFTW、libmp3lame、libgsm、dr_wavなど、いくつかの静的にコンパイルされたライブラリをバンドルしており、それぞれのライセンス条件はREADMEに記載されています。