このプロジェクトについて
Utekeは、AIエージェントにクラウド依存なしの永続メモリを与えるために設計されたローカルファーストのメモリエンジンである。Pythonランタイム、APIキー、外部インフラを必要とせず、単一のRustバイナリとして提供される。Claude Code、Cursor、HermesなどのMCP互換エージェントを対象とし、直接利用するためのCLIとHTTP APIも提供する。
中核機能はハイブリッド検索である。HNSW(usearch)によるベクトル類似度とSQLite FTS5全文検索を組み合わせ、Reciprocal Rank Fusionで統合する。これにより、意味による想起と正確なキーワードの両方が可能になる。埋め込みはONNXを通じてローカルで実行され、EmbeddingGemma Q4 768次元モデルを初回実行時に一度だけダウンロードする。READMEによれば、LongMemEval-Sのrecall_any@5は98.2%、ウォームクエリのレイテンシは約45 msで、クエリごとに消費されるLLMトークンはゼロである。
注目すべき機能には、著者属性付きのマルチエージェント共有メモリであるRooms、過去の時点で存在した通りの記憶を想起するタイムトラベルクエリ、型付きエッジを持つ関係グラフ、スマート減衰と顕著性スコアリング、孤立検出、ほぼ重複する記憶の統合、wiki形式のナレッジベース向けドキュメントエンジン、バッチインポート、JSONLインポート/エクスポート、閲覧専用APIキーがある。チームまたはリモート展開向けにサーバーモードと公式Dockerイメージも利用可能である。
リポジトリには、コミットされた生の出力と再現手順を含むLongMemEval-Sのベンチマークハーネスに加え、ローカルのレイテンシとスループットをテストするための組み込みの`uteke bench`コマンドが含まれている。プロジェクトはApache 2.0の下でライセンスされ、READMEによればバージョン0.19.0である。
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