このプロジェクトについて

ThroneはQtで構築され、sing-boxを利用したクロスプラットフォームのデスクトップGUIプロキシユーティリティです。Windows 11/10/8/7、Linux、macOSで動作し、ポータブルZIPアーカイブに加えてLinuxパッケージとして配布されます。CLIインストーラスクリプトや、Fedora/RHELおよびopenSUSE/SLE向けのRPMリポジトリも含まれます。 このプロジェクトは、2023年12月に開発者によって部分的に放棄されアーカイブされた、元のNekorayクライアントの後継として位置づけられています。Throneは全体的なアプローチを維持しつつ、機能を追加し、不要な部分を削除し、可能な限り簡素化しています。 プロトコル対応は幅広く、SOCKS、HTTP(S)、Shadowsocks、Trojan、VMess、VLESS、TUIC、Hysteria、Hysteria2、AnyTLS、Mieru、Snell、NaïveProxy、Juicity、TrustTunnel、ShadowTLS、Wireguard、AmneziaWG、MASQUE、SSH、Xray VLESS、OpenVPN/OpenConnect、カスタムアウトバウンド、sing-boxとXray両方のカスタム設定、アウトバウンドチェイニング、追加コアオプションに対応しています。 サブスクリプションは、共有リンク、sing-box設定の各種JSON表現、v2rayNのリンク形式からインポートでき、ShadowsocksおよびClash形式には限定的に対応しています。ディープリンクもサポートされ、プロジェクトサイトで文書化されています。 運用面では、ThroneはシステムTUNインターフェースを管理でき、Linuxではroot権限が必要です。アプリには、コアをsetuid-rootに設定する組み込みの権限昇格機能があります。これは基本設定のセキュリティ項目で無効化できますが、手動で権限を付与しない限りroot依存機能を失うことになります。macOSではリリースが署名されていないため、初回起動前にxattrで隔離属性を削除し、アプリを/Applicationsに移動する必要があります。権限昇格の手順でターミナルが開き、~/Downloadsからでは失敗する可能性があるためです。 READMEでは一般的な懸念事項にも触れています。アンチウイルスの誤検知は、自己更新機構がファイルを置き換えることと、System DNS機能がシステムDNS設定を変更することに起因すると説明されています。System proxyが有効な状態でアプリを強制終了すると、プロキシ設定が適用されたままになる可能性があります。文書化された修正方法は、Throneを再度開き、System proxyを有効にしてから無効にするというものです。ダウンロード可能なルートプロファイルとルールセットは、別のrouteprofilesリポジトリから提供されます。 Debianパッケージには2種類あります。1つはホストにインストールされたQtライブラリに依存し、より小さいものです。もう1つはQtを同梱し、約3倍のサイズになります。システムQt版は、提供されるQtライブラリがサポート対象外の機能を使用しているレガシーシステム向けです。 クレジットには、sing-box、Xray-core、Qv2ray、Qt、simple-protobuf、fkYAML、quirc、QHotkey、sqlitecppが含まれます。