このプロジェクトについて
AltSnapは、Stefan Sundin氏によるWindows用ユーティリティ「AltDrag」の保守・継続プロジェクトです。Altキーを押しながらウィンドウの任意の場所をクリックすることで、タイトルバーや境界線を狙うことなくウィンドウの移動やリサイズが可能になります。この操作感はLinuxディストリビューションでは一般的であり、Windows上でも直感的に実装されています。
本プロジェクトはWindows NT 4からWindows 11まで幅広いユーザーを対象としており、主にWindows XPおよびWindows 10でテストされています。バグを抑えつつ、機能性を維持することを目指しています。
オリジナルのAltDragとの主な違いは以下の通りです:
- 「Hooks windows」機能の削除:通常のドラッグ中にウィンドウをスナップさせる機能でしたが、すべてのアプリケーションにDLLを注入する必要があり、セキュリティリスクやコードの複雑化を招いていました。また、32bit版と64bit版の両方を同時に実行する必要がありました。AltSnapは他アプリへの注入を行わないため、ビット数の違いを気にする必要はありません。
- 「focus on typing」機能の無効化:作者が実用的でないと判断したためです。
- ソースコードの簡素化:透明ウィンドウドラッグ、最大化アクション、プロセス一時停止オプション、より詳細な制御のためのブラックリストなど、多くのオプションが追加されています。
- バグ修正:オリジナルのAltDragにあった多くのバグや意図しない挙動が修正されています。
設定:多くの新機能はオプションダイアログから設定可能ですが、一部はAltSnap.iniファイルを直接編集する必要があります(トレイアイコンを中クリックで開けます)。
アンチウイルスソフトの誤検知:READMEによると、最近のビルドはSecureAge APEXなどで誤検知されることがあります。作者はビルドフラグの変更や古いNSISインストーラーへの切り替えで誤検知を減らしており、ChocolateyではVirusTotalで5件までの検知は疑わしいものとみなされないと述べています。
ビルド:AltSnapはgccとMinGW-w64でビルドされます。作者はTDM-gcc 10.3やwinlibs.comのGCCを推奨しています。Makefileはi386 Win32、x86_64、LLVM Clang、tcc、ARM64 Docker用などが用意されています。また、Microsoft Visual Studio(CL.EXE)でのビルド用バッチファイルも含まれています。
ドキュメント:READMEではプロジェクトWikiやオリジナルのAltDragドキュメントを参照するよう案内していますが、一部正確でない可能性があるため、変更履歴(changelog)を確認するよう推奨しています。リポジトリには中国語と韓国語に翻訳されたREADMEも含まれています。
Comments
0 Rating appears after 10 ratings
Sign in to join the discussion.