このプロジェクトについて

open-esg-koreaは、韓国上場企業のESG情報をAIクライアントから自然言語で直接問い合わせることができるMCP(Model Context Protocol)サーバーです。証券会社のアナリストによって開発され、兄弟プロジェクトであるopen-proxy-mcp(DART開示分析)と同じ構造を採用しています。 ■ データソースと方式 KRX ESGポータルの5機関(KCGS、MSCI、韓国ESG研究所、S&P、サスティンベスト)のESG/E/S/G格付けと企業ガバナンス核心指標、KIND開示の企業ガバナンス報告書・持続可能性経営報告書の原文(PDF本文抽出)、GIR温室効果ガス総合情報センターの温室効果ガス明細書・排出権取引制情報を一元的に扱います。3つのソースすべてにおいて照会にAPIキーは不要で、格付けは保存せず、質問のたびにリアルタイムで取得します。すべての値にソース、年度、利用条件が付随します。 ■ インストール リリースからプラットフォームに合った.mcpbファイル(macOS Apple Silicon/Intel 約40〜44MB、Windows x64 約43MB)をダウンロードし、Claude Desktopの設定→拡張画面にドラッグ&ドロップすれば完了です。Pythonランタイムが同梱されているため、Pythonや開発ツール、APIキーは不要です。Linux用バンドルは未提供ですが、ChatGPTではCodex(CLI・IDE拡張・アプリ)にMCPサーバーとして接続するパスを案内しています。インストールファイルには、ランタイム、依存関係(mcp、httpx、pypdfium2、pdfplumber)、サーバー本体、マニフェスト、ビルド情報が含まれています。 ■ 12のツール company(会社名・銘柄コード照会)、esg_ratings(機関別格付けと同一機関内での分布)、sustainability_reports(報告書リスト・検証機関・添付PDFアドレス)、sustainability_report_text(PDF本文のキーワード検索・抜粋・ページ表示)、governance_indicators(核心指標15項目のO/X・遵守率)、governance_policies(ポリシー74項目)、governance_report(報告書原文、詳細原則28項目の回答・未遵守理由)、esg_disclosures(開示履歴)、esg_screener(有価証券全体の格付けスクリーナー、2025年795社基準)、ghg_emissions(会社別排出量・5年推移・排出権割当比)、ghg_industry(指定業種・法人別排出量順位)、ghg_national_inventory(1990年〜の国家インベントリ時系列)。 ■ 利用上の注意 機関ごとに格付けスケールが異なるため、単純に比較しないよう案内しています(KCGS S〜D、MSCI AAA〜CCC、S&P 0-100点、サスティンベスト AA〜E)。「-」は未評価であり、0点や低評価ではありません。格付けが6〜7段階と少ないため同点が多く、「上位N%」は作成せず、同一機関内でカウントして回答します。業種体系はGICS産業群(25個)、ポータル業種(21個)、GIR指定業種でそれぞれ異なります。コスダック(KOSDAQ)は格付け表までのみ提供されます。ガバナンスはKRX集計と会社作成の原文の2層で回答し、原文を読み取れない場合は「0個遵守」ではなく「読み取り不可」と区別します。温室効果ガスは値よりも範囲(境界・Scope 2方式・NF₃含むか)を優先して提示し、GIRにない場合はno_dataと表示します。報告書数値の自動テーブル抽出は実験的(値保存率97.4%、疑わしい箇所は警告)であり、PDF検索は字間空白を無視し、画像PDFはOCRなしでは読み取れません。受付番号はKINDの番号であるため、DARTビューアとは異なります。 ■ ライセンスの注意 コードはApache-2.0で、商用利用を含む自由な利用・修正・配布が可能であり、条件は出典の明記です。ただし、このライセンスはサーバーが読み込むデータには適用されません。ESG格付けは各評価機関の著作物であり、5機関すべてが対外公開を禁止しているため、格付けを収集・保存・再配布・再販売したり、格付け自体で商品化したりする場合は、各機関に問い合わせる必要があります。そのため、サーバーは格付けをメモリキャッシュ以外に残さず、レスポンスのlicense欄を削除しないよう要請しています。 ■ 開発者向け uvで依存関係をインストール後、python -m open_esg_korea(HTTP, localhost:8000/mcp)または --transport stdio で実行し、claude_desktop_config.jsonに登録してローカル接続できます。scripts/build_mcpb.pyでプラットフォーム別拡張を直接ビルドし、--checkでマニフェスト通りに起動して12のツールが応答するか確認できます。テストはネットワークなしでpytestにより動作します。GICS分類・上場社名簿スナップショット更新スクリプトとワークフロー、KRX応答スキーマ・KIND開示アクセスを点検するprobe/smokeスクリプト、MCP草案・実測ノート文書も提供されています。