このプロジェクトについて

LoreはEpic Gamesが開発したオープンソースのバージョン管理システムで、Rustで構築されMITライセンスで公開されています。ゲームやエンターテインメント作品など、ソースコードと大規模なバイナリ資産を組み合わせたプロジェクト向けに設計されており、データ量とチーム規模の両方でスケールすることを目指しています。 このシステムは集中型かつコンテンツアドレス方式を採用しており、リポジトリの状態を不変のリビジョンチェーンで支えられたマークルツリーとして表現します。ファイルはインデックス検索可能な再利用可能なチャンクとして保存され、大規模バイナリ資産の重複排除と効率的な転送を実現します。ワークスペースはオンデマンドのハイドレーションとスパースチェックアウトをサポートし、事前にすべてをダウンロードするのではなく、必要なときだけファイルデータを取得します。 主な特徴として、基礎となるデータを複製せずに作成・切り替え可能な軽量ブランチ、暗号ハッシュに基づく改ざん防止のリビジョン履歴、そして大規模チームのスループットを拡張するために永続ストレージの前にキャッシュを配置したサービス指向アーキテクチャが挙げられます。 LoreはCLIを提供して全機能にアクセスでき、C/C++、C#、Rust、Go、Python、JavaScript向けのSDKバインディングにより統合と拡張が可能です。また、UEFN(Unreal Editor for Fortnite)の組み込みバージョン管理システムでもありますが、現在のオープンソースリリースは独自の圧縮形式のためUEFNビルドと相互運用できません。プロジェクトはこのギャップを埋めるために積極的に取り組んでいます。 本プロジェクトはプレ1.0版であり活発に開発中で、インターフェース、ディスク上のフォーマット、APIはリリース間で変更される可能性があります。ロードマップにはスケーラブルなロック機能やオープンソースのデスクトップクライアントが含まれています。インストールはmacOS/Linux向けのシェルスクリプトとWindows向けのPowerShellで可能で、ローカルサーバー評価用のデモモードも用意されています。