このプロジェクトについて

Archive Suiteは、何万ページものスキャン画像を扱う歴史家とアーキビストを対象とした、3つのネイティブmacOSアプリケーションのモノレポです。各アプリは単独でも動作しますが、文書化されたタグ/PDF契約(SPEC/tag-format.md)を共有し、併用を前提に設計されています。 Archive Processorは取り込み、OCR、タグ付けを担当します。文書画像を撮影またはインポートし、OCRを実行して、元画像と選択可能なOCRテキストを含むタグ付き2ページPDFを書き出します。件名、日付、優先度、色、既読状態のFinderタグも付与します。iPhoneおよびAndroid用の撮影コンパニオン(Live Capture)や、ユーザー自身のGeminiまたはMistralのOCRキーを使うガイド付き設定も含まれます。 Archive Readerは検索、閲覧、選別を担います。Spotlightに頼らずアーカイブフォルダを直接走査してファイルを検出するため、古いインデックスがファイルを隠すことはありません。READMEでは約10万件のPDFを約10秒で処理し、FSEventsで常時更新されるローカルキャッシュにより即時のウォームスタートが可能とされています。時系列ナビゲーション、件名・優先度・既読状態による絞り込み、全文検索、画像とOCRの2画面ビューア、安全なタグ編集、キー1回での既読/未読選別を提供します。 Archive Notesは出典を最優先するノート機能を提供します。ノートと抜粋は、コンピュータを移動しても維持される正確な原本ページへの永続リンクを保持し、さらにZotero参照、フォルダ、スマートフォルダ、複製、全文検索を備え、10万件のノートと200万語を想定して設計されています。 READMEには「かけがえのないファイル」の保証が記載されています。Archive Readerはファイルを削除、移動、改名、あるいはバイトや位置を変更することは一切なく、唯一の変更はmacOS Finderタグのみで、単一の監査済みライターを通じて、意図的で検証済みかつ可逆的な操作として行われます。 インストールは現在ソースからのビルドのみです。以前のDMGは非公開で撤回され、公開リリースはまだ掲載されていません。ビルドにはXcodeGenを使用し(project.ymlが正であり、.xcodeprojは生成物でgitignore対象)、reader、processor、notes用のlaunch.shディスパッチャを備え、macOS 14以降、Xcode 16、Homebrew経由のxcodegenが必要です。test-smoke.shディスパッチャはArchiveCoreの単体テストをヘッドレスかつ無料で実行し、任意のアプリレーンも備えます。Processorレーンは2件の小さなOCRリクエストを行います。Live CaptureのLANおよびUSBトランスポートは設定不要ですが、制限されたWi-Fi向けの任意のGoogle Driveリレーには、アプリのパッケージ名と署名キーに紐づくユーザー作成のOAuthクライアントが必要です。 このプロジェクトは、ある歴史家自身のアーカイブのために作られた実用ツールであり、サポート対象製品としてではなく再利用の可能性のために公開されたもので、CIなしでAIエージェントが保守しています。既知の制限は各アプリのKNOWN_ISSUES.mdに記録されており、Live CaptureのLANトランスポートにおける容認済みで未修正の弱点も含まれます。ライセンスはMITです。